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2016.11.27
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非常勤講師

札幌国際情報高校 建築士 出張授業講師

先日、札幌国際情報高校にて建築士の出張授業に講師の一人として参加致しました。

昨年の授業にて「将来の一人住まい」をプランニングした図面を、今年は実際の模型にしてみる、という内容でした。
当初は、ほとんどの時間が制作作業に追われてしまい、設計全体の中で模型製作の役割が何なのかをしっかり伝えることが出来ずに終わってしまうのではないかと懸念していました。
模型は作ってみたけど、この作業にどんな意味があるのか、何を目指しているのか、というような素朴な考えに対して、生徒の興味を引くように説明しなければいけないなと考えておりました。
しかし、同行した建築家の大坂さんが持参したパワポの内容が、設計、デザインをすべて包括してくれていたので、体系的に理解できましたし、生徒にも分かり易かったと思っております。
生徒も非常に素直で、休み時間返上で、黙々と作業をこなしていましたし、自作のパーツに納得がいかなければ作り直しも厭わないという考えの方もいました。
そういった意味では生徒の関心の高さに講師側が助けてもらった感があるかもしれないなぁと思っております。
理数工学科ということで、通常授業の中に機械工作があったりと、元々手先が器用な方が多いようなのですが、慣れないスチレンボードを使いながらも殆どの生徒が時間内にほぼ完成していました。

最後にお話しさせて頂いたのは、図面通りにキチンと作っていても、実際の模型はどこかズレやスキマが生じることが起こりうるわけですが、そういった誤差をどのように修正していくかということも学んで頂きたいし、全ての仕事はそのような調整力が試される、ということでした。

建築の世界の面白さが伝われば嬉しいですね。

horizon architects

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