Cafe&Bake プルニエ

札幌、宮の森地区に建つ築29年のマンションのリノベーション第一弾として計画されたテナントです。

この単身世帯向けのワンルームマンション「ドミニオン宮の森」ですが、バブルの時期に建てられた、やや高密度な集合住宅ですが閑静な住宅地に位置しており、周辺環境も非常に良い地区にあります。ただ、高密度が故に共用部も限られており、其々の住居以外の余裕はほとんどありませんでした。

この建物での試みは

・住民が部屋以外に楽しめる「余白をつくる」

というコンセプトのもとに複数の「仕掛け」を展開中で、このカフェはその起点となります。

デザインテーマは以下です。

・閑静な住宅街に住人と地域の方々が交流できるハブを創る。

・女性オーナーであることから、女性が立ち寄りやすく安心できる様な柔らかい空間にする。

・自家製焼き菓子が持つ素朴さを引き立てる様なピュアな空間と素材、色使いを心掛ける。

・展示ギャラリーとしての機能を持たせる。

・イベントに対応できる様なフレキシブルな空間とする

 

このカフェが出来たことにより、近隣の方々が集って頂くようになり、「この辺り、なんか雰囲気変わったよね」と言われる様になりました。

マンションの入居率も上がっていることから、一般的な不動産情報に現れない「住みやすい街」になる要素としてのカフェの役割が現れたと思われます。

 














  • リノベーション前

  • フリー飾り棚

  • トイレ内

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horizon architects

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