manaイコロ 旧町営住宅の断熱改修、耐震改修、内装改修、外装改修

公式HPhttps://www.mana-oyasodachi.com//

この建物は子供の発達段階や障がいの特徴に合わせ、「個別」「集団」の双方からのアプローチを行う「療教育型」児童発達支援および放課後等デイサービスを運営する為の地域拠点として、白老町での2ヵ所目の教室となります。

建物に要求されたのは「癒し」「教え」「育ち合う」の3本を柱とした「療教育」の実践を行うため、お子さんの状況に合わせた複数の空間で構成することでした。

先ず、みんなが集まる「リビング」は天井が高い開放的な構成とし、小屋裏の構造である梁や束を表すことで木の温かみをやんわりと感じるおおらかな空間としました。

次に勉強や読書をする「デイルーム」は高い天井とハイサイド窓により光あふれる空間としながら、遮音性も考慮した構成としました。同時に家具や仕切り壁を工夫して個々の独立性も保っています。

お子さんがクールダウンするための「静養室」は落ち着きのある内装色を採用し、狭い空間ながらも安心できる構成としています。

内装壁に共通してカラマツ針葉樹合板の木目を意匠に活かした化粧板を要所で使用することで、温かみを感じながらも、白壁とのコントラストをつけて歯切れの良いデザインとしました。

社会構造が大きく変革する中で、お子さん達を取り巻く環境も複雑になっていますが、大切な子供たちを守り育てる拠点づくりに参加できたことは今後の良い経験となりました。







  • 既存天井を撤去し、屋根断熱とすることで小屋裏活用のロフト空間とした





  • 既存建物 外観

  • 既存建物 内観

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horizon architects

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