風光巡る家

長期優良住宅認定済
UA値0.23W/㎡K
C値0.19c㎡/㎡

2世帯住宅の建て替えです。

計画にあたり、御施主様からのご要望は、既存住宅の様に自然光を沢山取り込めるように考えながら、和室や階段室も障子を用い、2階からの自然光を階下まで取り入れることが出来る解放感のある空間にしてほしいとのことでした。

リビングの天井は構造体を表しにして高天井とし、空間的な解放感を持たせながら、そこにとりつく大型の窓は天井いっぱいに設けることで、自然光がたっぷりと降り注ぐ明るい空間としています。

階段室の2階には大型の窓があり、ここからの光が階下に降り注ぐだけでなく、窓を開放すると夏でありながら風が巡って、何とも心地よいそよ風を感じることが出来ます。

なお、南面する大きな窓は日射取得型ガラスを用いることで、より自然な光を取り込めるようにしていますが、断熱性のよりも室内の植物への影響を最小限にしたいという施主のこだわりでもあります。

外部はメンテナンス性を考えガルバリウム鋼板を用いながら、玄関周りや庇がある部分には、素材感を出すための杉板を効果的に用いています。

玄関前には特徴的な風除室を設けることにより、前面道路から直接、玄関ドアが見えないようにしてプライベート性と趣のある玄関らしさを持たせました。

断熱は壁をグラスウール200mm相当とし、窓はトリプルガラスにすることで、UA値は0.23W/㎡Kと高い断熱性を確保しています。

また、竣工後に測定したC値は0.19c㎡/㎡で、札幌市次世代住宅の基準の半分以下という高気密を実現しています。

引き渡し後に御施主様から頂いた感想は、まだまだ残暑残る中にあって、明るくて、とにかく快適です、ということでした。

既存住宅のあった部分は趣味の畑づくりを準備されているようですが、来年は緑の中にたたずむ素敵な住宅を見ることが出来るでしょう。











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