通り庭のある家

C値0.26c㎡/㎡
UA値0.24w/㎡K
耐震、その他耐震等級2、長期優良住宅認定

計画地周辺は古くは農業が盛んだった地域であり、近隣には作業スペースや石倉、倉庫等を抱えたゆとりのある住空間が広がっています。

当敷地もそのようなルーツを持つため、計画当初から接地性が高く、作業スペースのあるような「農家住宅」をおぼろげながらイメージしました。

昔の農家住宅は作業の要である馬のいる馬屋があり、作業をする土間があり、それらが居住スペースと連続しているという構成でしたが、これを現代のライフスタイルに当てはめるとどのようになるかということは以前から興味がありました。

また、オーナーの希望で、ご親族の隣敷地との距離感を大切にしながら、連続性を持たせるために通り抜けが出来るようにしてほしいというお話が出ていました。

この通り抜けをヒントにして「住宅の中心を通り抜けできる土間空間が出来ないか」という発想に行き着き、今回の半外部の通り抜け空間を中心に抱えるプランが出来ました。

先に述べた農家住宅の流れを汲み、馬屋はガレージに、土間は半外部の通り抜け通路になり、それらが緩やかに住宅に連続していくという構成が出来上がりました。













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