つなげよう+つながろう展2013 建築チーム(山下一寛、五十嵐雄祐、川原道崇、櫻井百子)と共作

材質ラワン合板・丸ゴム紐

地下歩行空間で行われるストリート展覧会でのインスタレーションです。
川原氏によるコンセプトは「五つの光」で地下である会場に地上から降り注ぐような光をイメージしており、地上との関係性を顕在化することにより、地下と地上の双方を再認識する意図を感じさせるものでした。
現場では全体コンセプトである[LINE:ライン]をモチーフにしながら、120本の丸ゴム紐を使うことで柔らかな光が差し込む雰囲気としました。丸ゴム紐の採用には、限られた時間の中での施工性、施工後の調整が容易、市民が触っても安全であることが大きいですが、最大の特徴は下リングの自由なレイアウト変更で生まれる美しい造形にあります。
下リングを活用し、市民の方々に折り紙を置いて四季の彩りを表現してもらう「ハコ庭」ワークショップや、映像作品をリング越しに投影するなどの試みも行われました。
地下空間全体を劇的に変化させるところまでは至りませんが、会場インスタレーション、ワークショップ、映像作品とのコラボレーションと複数の機能を果たせたことは今後の参考になるでしょう。




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