奥沢のナナメ屋根 減築、断熱改修、耐震改修

築６０年以上という歴史がある２階建の住宅の改修です。

以前は２戸が入る社宅として利用されていたこともあるようですが、家族構成も大きく変わったため、利用しない部屋も出てきました。

今回は住み替えの機会として、利用していない２階を減築し、平屋とすることにしました。

家族の歴史がある建物ですから、既存住宅の断片を残したいと思い、既存梁を表すという表現に行きつきました。

また、通常の平屋ではなく、採光の確保しにくい北側は吹抜けにハイサイド窓を組み合わせて、安定した光が入るようにしました。

加えて、一部居室には小屋裏空間を活用したロフト空間を設け、遊び心を持たせながら、収納力を担わせています。

内装はラワンベニヤ素地仕上げとし、調湿作用を持たせるとともに、どこか懐かしさが感じられる空間となりました。

• 西外観　建物正面
• 玄関前の大庇
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• デッキ材は栗を使用
• 東立面　ナナメ屋根全景
• 内装壁はラワン合板素地。
• 既存の梁をそのまま表し。
• 北側はハイサイド窓を採用し、Ｒ型天井吹抜け。既存梁表し。
• ＵＴ　Ｒ型天井吹抜け。
• クロゼット　Ｒ型天井吹抜け。
• ロフト付き洋室
• ロフト内部
• 寝室内部
• ラワン内装の廊下
• 改修前　　建設初期の部分は築60年以上経過しているようです。